「青い影」、シンプルにアレンジすることの難しさにぶち当たる。

わたしたちが演奏するにはもしかしたらまだまだ元気すぎるのかも知れない。

イギリスのロックバンド「プロコル・ハルム」の1967年のデビュー作である、『A whiter shade of pale(青い影)』は、
かのジョン・レノンも「もっとも好きな曲のひとつ」と称賛した曲であり、松任谷由実も影響を受けてデビュー作「ひこうき雲」を書いたという。

この曲はずっと同じコード進行の上で楽曲が構成されているがなかでもハモンドオルガンのソロがとても印象的である。

今回このソロを演奏するにあたってはやはりピアノを選んだ。
オリジナル独特のあのテンポ感はクレモナでは出せないと思ったので、オリジナルに近づけることよりもクラシックのフィールドに持ってくることをイメージしてアレンジした。

同じコード進行なのにドラマチックであるのでドラマチックになるように開離につくったが、監督からは「なんでこんな派手にしたん」と注意を受けた。

「青い影」、シンプルにアレンジすることの難しさにぶち当たる。この歌詞については色々な論議があるが、わたしは歌詞のとおり(憶測やら知識やらは抜きにして)演奏することにした。
「Miller」は「粉屋(クスリ売り)」ということにし、浮気の話よりももう少しフワッとしたイメージにすることで、愛だの恋だのという現実的な意味合いよりもよりは詩的に捉える方がいいような気がする。
やはり愛だの恋だのの歌詞になると演歌っぽくなる。もちろん演歌が悪いとは思わないが、あくまでも、クラシックという立場として。

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