Listen to the Coffee,the Music and Cats.五感で楽しんでいる日常

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わたしたちは特別でもなけりゃひとりぼっちでも

歌は南のセレナーデ

わたしたち音楽家は社会においてはまったく特別な人間ではないけど、人を喜ばせたり楽しませたりするために、きちんと『技術』を持っている職種だと思う。お医者さんが医療を施す、
料理の上手な人が食堂をやる、
リーダーシップの持てる人が政治家をやる、
きちんと考えられる人が宗教家をやる。それと同じ。

だから。
イベントやコンサートがなくなってやれ存続の危機だ、助けてくれ、わたしたち可哀想だと言うのは止してほしい。
今みんな大変なんよ。わたしたちだけじゃないんよ。

だから、今誰か近くの人から、少しずつ励ましていこうよ。
表現の手段はたくさんある。それがわたしたちの職業の基本なんやから。
「どれだけの人に喜んでもらえるか、楽しませられるか」
というのを考えて小さいときからこの技術を身に付けてきたわけなんやから。

それでこの長い冬の明けたときに、めいっぱい音楽をやろうよ。
近くの人だけじゃなくて、もっとたくさんの人に喜んでもらおうよ。

この業界で昔からみんなで育ててきた土壌を、自分たちで台無しにしたら、春がきたときに芽が育たなくなる、花が咲かなくなる、実が結ばなくなる。
わたしたちは常に社会から見たらキリギリスだったと思わないといけない。
だから今はぐっと我慢して、堪え忍んで、また社会のキリギリスとして懸命に生きようよ。
わたしたちの大地を潰さないで。

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