☆試し読み☆【クレモナ通信】第8号 2020年4月27日月曜日

毎日ブログを更新するのもなかなか大変なのに、楽譜を毎週7曲作って、動画を毎日更新するって体力要りますね。でも、このコロナ後の世界に音楽家として生き残るためにはマルチタスクがこなせるのがマスト。これでたくさんふるいにかけられると思うから、なんとか端っこにでもしがみついていたい。

目次

  1. 1.今週の一言
  2. 2.注目の世界のニュース
  3. 3.注目の音楽ニュース
  4. 4.クレモナの活動日記
  5. 5.クレモナの楽器について
  6. □ クレモナからの耳寄りな情報
  7. 6.アストル・ピアソラについて
  8. 7.みーこのおしゃべりクッキング
  9. 8.あやめちゃんの園芸日記
  10. 9.ゆきちゃんのダイエット奮闘記

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1.今週の一言


 おはようございます。
 COVIDの影響で世の中が結構変化していますね。そんな中、テレビではとうとうリモート出演が主流になったみたいです。そもそも、都内の某TV局は、会社全体がクラスターになっているんだから、「屋形船の時やライブハウスの時みたいに感染者数を連日放送しろよ!」って言いたくなるくらい仲間意識が強いというか不信感しかありません。このテレビ局はなんで営業を自粛しないのでしょうか?総務省って本当に大丈夫かな?高市さんには申し訳ないけど、がっかりの連続です。
 まさに、テレビの収録なんか不要不急だと思うし、一人の人間が番組回せばよいのにって思いました。というより、リモート出演ってスマホと4Gを使って、そもそもZoomでしょ?これって、ネット配信で簡単にできることをわざわざ放送電波を使ってする意味がどこにあるの?しかも、映像も音声も質が悪く、レベルに達していません。
 これでは、プロの仕事とは呼べなくなっています。残念!

2.注目の世界のニュース

 私が独自に入手した注目の世界のニュースを主に経済と文化のものをセレクトしランキングしました。ちょっぴり辛口解説をつけてコメントしています。いつ「虎ノ門ニュース」からオファーが来てもよいようにしっかりとお伝えしたいです。

5)カーシェア「タイムズ」利用急増カーシェア「タイムズ」利用急増 新型コロナ「接触8割減」で車人気?割引後3倍に新型コロナウイルス感染拡大防止で政府が「人との接触機会8割減」を訴えるなか、カーシェアリングサービス「タイムズカーシェア」bit.ly

 COVID騒動で明暗を分けている業界の中で、ここは絶好調みたいです。公共交通機関を利用することによる周りの目が気になったり、絶対感染したくない勢いが大挙して押し寄せたということです。
 カーシェアだけに限らず、シェアリング・エコノミーがこれから広がるのは悪いことではありません。

4)ジェニファー・ロペスがニューヨーク・メッツを買収かジェニファー・ロペスが狙う、ニューヨーク・メッツの買収女優で歌手のジェニファー・ロペスは、熱心な野球ファンであることも知られている。4月20日のVarietyの記事によると、ロbit.ly




 ロペスと婚約者のアレックス・ロドリゲスはニューヨーク・メッツの買収に向けてJPモルガンから資金援助を受けているみたいです。こんなことってあるんですね。
 日本でも、買う気もないのに自社の株価を上げるために、「近鉄球団買うよ!」といって一躍有名人になった人もおられましたけど、ロペスの場合はいったいどういうことなんでしょう?
 ちなみに、今クレモナの株は公開はしていませんが、非常にお安くなっております。だれか買ってくれないかなぁ~(笑)

3)トヨタ終身雇用が難しい「終身雇用難しい」発言の舞台裏 トヨタ社長が焦るワケ 「50代問題」はこう変わったトヨタ自動車の豊田章男社長から飛び出した「終身雇用難しい」の真意とは何か。労使双方を取材すると、トヨタですら悩む「50代問bit.ly


 トヨタ自動車の豊田章男社長が、企業の本音ともいえるミドルエイジの生産性について言及しました。これは結構インパクトあるニュースです。オールドエコノミーの代表格として世界の大企業として君臨していた、あのトヨタ自動車ですらもう終身雇用は難しいと判断しています。
 そりゃあそうでしょう。今後、電気自動車が主流になってくるとしたら、図体のデカい会社では利益は出しにくいだろうし、自動運転なんかが主流になれば、もう車の台数は一気に減るだろうし、今回のコロナ禍で、シェアエコノミーが普及すれば、誰も車を所有しなくなります。
 今まで考えたことはなかったけど、そもそも登録されている車の稼働率ってどれくらいなんでしょう?環境のためにも早くスマートな社会になればと願っています。
 トヨタには申し訳ないけど、こういったオールドエコノミーの会社は淘汰されると私は考えています。
 
2)ソフトバンクG、20年通期は1兆500億円の損失ソフトバンクが「ビジョン・ファンドは1.8兆円の損失」と予測、本体もWeWorkとOneWeb投資が痛手 | TechCrunch Japan日本の巨大テクノロジー企業グループ、ソフトバンクは2019年度の損益見通しを発表した。これによれば傘下のベンチャーキャピタtcrn.ch

 この会社ってすでに投資ファンド化しています。単年度の業績が大幅赤字になるのは何の意味はありません。孫さんにとって資金調達が出来さえすれば、投資活動は継続できるのでへっちゃらみたいです。そういうところが私は嫌いなんですが、ごくたまにホームランが出るのもこの業界の特徴で、もうこの会社は博打みたいなもので収益をあげていると思います。
 孫さん、サウジからお金を集めてきて、巨大なファンドを立ち上げて、出資先も大幅な赤字になってしまっています。さらに本業も足元では売り上げは伸びていないし、再生するんでしょうか?
 絶対にうまく売り切れるって自信が孫さんの顔から出ているじゃないですか?きっとすごく賢い人なんでしょうが、おバカに見えてしまう孫さん、半値八掛け二割引。いつか痛い目に合いますよ。

1)吉村知事、営業自粛しないパチンコ店の名前を公表

 この話賛否分かれていますね。私は自分の耳が何よりも大切なので絶対にパチンコには行くことはないのですが…。というよりもこんなお話が超話題になっているのに驚きです。
 だって、コロナでも遊びに行けるお店を大々的にネットでは上がってくるし、普通に客引きだってあるし、どうしてパチンコ店だけなのでしょうか?【関西版】新型コロナウイルス対策|日本最大の体験・遊び予約サイト アソビュー!厚労省 新型コロナウイルス感染症対策における 『3つの条件』に基づき、 今できる『遊び』をご紹介します。 ※外出自粛要請bit.ly




 ↑このサイトなんてひどいですよ。吉村さんは何も言いませんが…。
 今回、吉村知事は完全に暴走。明らかに特定業種を恣意的に選んで見せしめに私刑をしています。緊急事態だから風営法に基づいて業務を停止にして保証するのがいやだったら、景品交換所を封鎖したらよいのに。賭博ではないってあくまでも言い切るのなら、景品を替えないで健全な姿で営業指導したらよいと私は思います。そうなったら、絶対に誰もいかなくなるんだし、一気に憲法論議までもっていってこの業種を一掃してほしい。
 だいたい、先進国で街角で賭博ができる国って日本ぐらいでしょ?こんなのもうなくしてしまえばよいと私は思っています。吉村知事ってリーダシップあるって少し思ったのに、肝心なところで弱気になるので、ガッカリです(笑)。
 とはいえ、パチンコ屋さんは今まで誰も手を付けれなかった聖域です。吉村さん、大丈夫かなぁ?ちょっぴり心配(汗)。


3.注目の音楽ニュース

 私が得た音楽ニュースの中で関心のあるものをセレクトしランキングしました。

5)「デジタル音楽出版社」、コルバルト社が急成長グーグルも出資の「デジタル音楽出版社」、コバルト社が急成長米国の音楽出版企業、コバルト・ミュージック・グループ(以下、コバルト社。Kobalt Music Group)は5月8日、bit.ly


 米Google傘下の「コルバト・ミュージック・グループ」は85億円のシリーズD資金を調達したと発表しました。今回の資金調達には、ヒストリーチャンネルやESPNなどを傘下に持つメディア企業、ハーストエンターテインメントの主導だったみたいです。
 同社はこれまで、スポティファイなどのサブスク企業のロイヤリティ回収手段を、ミュージシャンや関係者に提供する支持を広めてきました。私が注目しているのは、かなりの広範囲に散らばっている少額のロイヤリティを、いったいどのようにして正確に効率的に徴収するのか、Googleが本格的に乗り出してきたということです。
 いずれにしても、私たち演奏家にとっては歓迎するところですし、サブスク関連では非常に弱かったGoogleの巻き返しに期待しています。

4)ストリーミングでも若者に人気のクラシック音楽ストリーミングで若者に「クラシック」が人気、調査で判明音楽業界におけるストリーミングの拡大は、ポップミュージックだけでなくクラシックにも影響を与えつつあることが最新の調査で判明bit.ly


 ストリーミングの分野でもクラシック音楽が聴かれているらしいです。クラシック音楽のストリーミング市場が北米では上がってきています。残念ながら日本での市場はほぼゼロに近い微々たる数字ですが…。
 明らかに音楽を聴くという環境とコンテンツの問題があり、日本は立ち遅れておりますが、今後は劇的に良い方向に向かうというのが私の仮説です。さらに、今回のCOVIDの影響で、在宅率が上がり同じような内容を発信している既存のメディアから離れていく人が多く出てくると思います。
 だとしたら、今がクラシック音楽にとってはチャンスであり、ライバーのような無料の生配信ではなく、コンテンツの販売について考えていかなければならない。そういう状況であると私は考えております。

3)ニコライ・ホジャイノフは来日するみたいですNikolay Khozyainov on Instagram: “日本で会いましょう! See you in Japan in August! 東京のコンサートはhttps://www.officefuga.jp/concert/nikolaykhozyainov.html…”1,468 Likes, 12 Comments – Nikolay Khozyainov (@nikolaykhozyabit.ly


 8月に来日して、東京、広島、名古屋と演奏会をします。しかも今回のプログラムは、ショパンが生前最後のリサイタルで演奏したものと同じプログラムでするということで、とっても意気込みを感じます。
 何の意気込みかというと、今年の9月末から開催を予定している『ショパンコンクール』に向けて日本でも調整をするみたいということらしいです。私が個人的に関心を寄せているピアニストさんです。ちなみに、日本人では反田恭平さん他も出演予定です。何とかこのコンクールは開催ができますように。

2)ベルリン・フィル2020/2021のプログラム発表Russia, Romanticism and Modernism | Berliner PhilharmonikerThe orchestral concerts of the 2020/21 seasonbit.ly


 この秋から始まる来シーズンのプログラムを発表しました。ドイツ政府は8月末まで大規模なイベントを禁止していますが、8末からのオープニングのプログラムを発表しました。
 来期のテーマは『ロシア・ロマンティシズム・モダニズム』となっていて、ロシア人の指揮者やソリストが多く出演いたします。また、シーズン後半は、モーツァルト没後230周年を意識してか、モーツァルトのプログラムが集中しています。
 個人的な注目としては、ピアソラと同郷のバレンボイム(現在はイスラエル人)の、『わが祖国』と『幻想交響曲』です。バレンボイムにしては、非常に珍しい選曲で今から楽しみです。




 
1)Snafu Recordsは次なる大物アーティストをアルゴリズムで発掘音楽レーベルのSnafu Recordsは次なる大物アーティストをアルゴリズムで発掘 | TechCrunch Japan本日正式に設立された音楽レーベルSunafu Recordsは、アルゴリズムと音楽業界で培った専門知識を使って新人アーティtcrn.ch


 音楽業界というのは世界的に見ても非常に閉鎖的。アーティストの発掘は未だに口コミが主流です。もちろん、新人発掘のソフト開発も進んではいるのですが、これは21世紀の技術を20世紀の機会に持ち込むだけで全く無意味。
 ここで注目したいのはSunafuのアプローチは音楽そのものを評価して、人気のアーティストとの類似性に注目するということです。つまり、どこかで聞いたことのあるそこそこ「型破り」な音楽を発掘するということになります。
 これって、クレモナにとっては好都合です。クレモナのアレンジは20世紀に作られたピアソラの音楽を、21世紀の感覚で再創造しているのであって、どこかで聞いたことのあるそこそこ型破りな音楽を目指しています。いつか、大きなチャンスが転がり込んできそうで、ワクワクしております。


4.クレモナの活動日記

 このコーナーはクレモナの活動についてお話をします。

1)動画の編集作業も順調
 クレモナでは、YouTubeの動画配信に力をいれております。なるべく多くの動画を配信していきたいと考えております。ぜひ、この機会にYouTubeをご覧ください。
 そして、もしよければチャンネル登録をお願いいたします。『クレモナ』モダンタンゴ・ラボラトリ【CREMONALABO】 We “CREMONALABO” is a group of professional perwww.youtube.com




 
2)土曜日の夜7時からFacebookボランティア出演 
 無観客の生配信はしないのがクレモナですが、地元池田市の皆さまのためにはボランティアで演奏をさせていただきます。毎週土曜の夜7時からは、「池田市の輪」というFacebookのグループ主催で演奏させていただきました。
 リアルタイムに多くの方が見てくださっており、楽しく演奏することができました、コロナ禍で、お家におられる機会が多いと思います。演奏家にできる社会貢献を来週も続けてまいります。

3)フルートゆき企画の新番組をYouTubeで配信
 『ゆきちゃんのピコピコ通信』というタイトルで配信予定の新番組です。内容は、フルートの学習者(初心者から音大受験生を対象)の方々に向けてのワンポイント・アドヴァイスを皆さまに配信する予定です。
 フルートのレッスン動画というのはそれほど需要があるのかは不明です、

4)メルマガ創刊記念Tシャツ作成
 特に販売する予定はないTシャツですが、今後YouTubeなどの収録、そしてCOVIDが終わったらイベントなどでも着ていこうと思っているTシャツのデザインを決めました。
 タイトル【DRINK YOUR COFFEE LIKE A BOSS】というものです。結構シックなデザインになり、目立ちにくいのかもしれませんが、今後ちょくちょくとこのTシャツを着ているクレモナを見ることができるかもしれないので、楽しみにしていてください。


5.クレモナの楽器について

☆本日はファゴットぴかりんが担当します☆

このファゴットについてですが、魅力を語り出したら止まらないことが前回、前々回でわかりました。
あんなマイナー楽器にこんなに書くことがあるんや…とあふれ出てくるファゴット熱に皆さんドン引きされている頃かと存じます。本日はわたしの「あこがれの音色」について。

突然ですが、わたしはミラン・トゥルコヴィッチという奏者の音色を目指しております。

◆ミラン・トゥルコヴィッチの演奏をふんだんにお聴きください!
コジェルフ:協奏曲第一楽章





この曲は東京芸高の学生の卒業試験で使われる曲だそうです。

テレマン:ソナタヘ短調第2楽章



この曲は忘れもしません、京都市立芸術大学(京芸)の最終試験で演奏いたしました。東京芸大の最終試験であえなく滑ったわたくしぴかりんは、東京芸大を浪人することも覚悟して、一応、一応願書を提出していた京芸の試験を受けることにいたしました。結果が分かってから京芸の試験まで10日。
もっぱら東京芸大に引っかかって受かるつもりでいたわたしは、京芸の準備などしているはずもなく、楽譜を買うところから始め、この曲をさらいました。一次試験は東京芸大と同じエチュード(しかも範囲が狭い)だったのでなんとか潜り抜けたのですが、二次試験の前日、指がまわらなくなったのです。
高校の楽器庫で、泣きながら吹く私、「もうできません、やめたいです」と号泣。しかし「ゆっくりでいいからきちんとさらいなよ。大丈夫だよ。」と最後まで付き合ってくださったファゴットの先生には頭が上がりません。
(出来ないところはゆっくりからさらう、というのはずっとここから変わっていない練習のスタンスです)
そんなことで試験当日、前の子が(この子は同級生となります)完璧にばっちり吹き切ったのを聴き、(ボロい学校なので音は筒抜けです)緊張は倍増。もの凄く快速なテンポで吹き切れたんですね!!これが!!火事場の馬鹿力でございました。

さて、何の話だったかトゥルコヴィッチです。
このもの凄くキラキラとした、エッジが効いて輪郭のはっきりしたクリスタルのような響き。倍音ももの凄く豊かで、もう一音一音がキラッキラです!
前回お話しした「ヘッケル」のファゴットのプレイヤーはたいがいヘッケルに任せてもっさもっさとした高級な毛皮みたいな音色なのですが、トゥルコヴィッチは違います。もう少し無機質ですが、美しい響き。わたしはこのトゥルコヴィッチのようなサウンドを目指しています。

ちなみに、ファゴットの演奏で一番大好きなのは、わたしの受験に付き合ってくださった先生の先生、小山昭雄先生の吹かれるサン・サーンスのソナタです。
残念ながら音源は転がっていなかったので、もし気になる方はぜひこちらからお求めください。
小山昭雄ファゴット・リサイタルamzn.to2,688円(2020年05月02日 14:34時点 詳しくはこちら)Amazon.co.jpで購入する

このサン・サーンスのソナタはサン・サーンスの遺作となっている楽曲です。何が素晴らしいって、この出だしです。もの凄くもの凄くあたたかい息が通り抜けていきます。
わたしは学生時代に集めた楽譜はたいがいファゴット専攻部屋に寄贈しましたが、このサン・サーンスはどうしても置いてこれず、まだ手元にあります。
学生時代に小山昭雄先生には一度レッスンをしていただいたことがあります。わたしはモーツァルトを練習して持って行ったんですが、こっそりとこのサン・サーンスの第一楽章も練習して持って行っていたんですね。
いざ、レッスンとなったときに「モーツァルトお願いします」と申し上げたら、「モーツァルトは今日何人も見たからなぁ~他のないの?」と訊かれてわたしはもう天にも昇るような気持で「サンサーンスがあります…」とサンサーンスを出しました。
「よっしゃそれやろう!」と先生もテンションが上がり、ピアニストも付いていて、先生と一緒にこのサン・サーンスを吹きました。一楽章しか練習していなかったのでこの後の二楽章、三楽章は先生の演奏を真横で聴くという贅沢でございました。わたしのファゴットにまつわる思い出の中でも一番キラキラしたものです。

この時に言われたことで今も心に留めていることがあります。
「キミさ、どの男の子にも良いプレゼントをあげちゃうだろ。バレンタインのチョコでもなんでもさ。でも違うんだよ。本命の人にとっておきをプレゼントしないといけないんだよ。キミの演奏は全部を大切にしすぎなんだよ。もちろん全部大切なんだけど、手抜きじゃないんだけど、力を抜くところがあるから、大切な部分が映えるんだよ」
そう、未だにこの癖が抜けきりません。でも、クレモナのファゴットの楽譜を吹くときにそんな吹き方してたら死んでしまいます。やっと克服できるようになってきました。

◆小山昭雄先生の演奏はこちら
ジェイコブ:ファゴット協奏曲




どこから手に入れてきたんでしょうか?このきんきらのジャケット。そしてものすごくでかいです。ファゴットのダブルジョイント(一番下の管)くらい顔がでかいです。

さて、次回はこの小山昭雄先生の愛娘、小山莉絵さんを取り上げてお話しします。世界最強の女性ファゴット奏者になっておられます。



□ クレモナからの耳寄りな情報


 私たちの定期公演の振替公演が決まりました。ぜひ、お越しください。
  11月14日(土) 19時開演
 第8回定期公演【Astor Piazzolla】
 豊中市 アクア文化ホール
 入場料:3000円
【延期公演決定】『クレモナ』モダンタンゴ・ラボラトリ 第8回定期公演「Astor Piazzolla」【延期公演決定】『クレモナ』モダンタンゴ・ラボラトリ 第8回定期公演「Astor Piazzolla」 | 【公式】『クレモナ』モダンタンゴ・ラボラトリ/ルークカフェ・ローストラボ・クレモナ | 【公式】『クレモナ』モダンタンゴ・ラボラトリ/ルークカフェ・ローストラボ・クレモナ2020年11月14日(土)19時開演(18時開場/21時15分終演予定) 場所:アクア文化ホール (大阪府豊…2020年cremona-luke.com

 さらに、
 コーヒー豆のセレクトショップ【BASE】も元気に活動しています。ルークカフェ・ローストラボ・クレモナ powered by BASE本格ネルドリップ珈琲専門店「ルークカフェ」が立ち上げた自家焙煎珈琲豆専門ブランドです。cremona.thebase.in


 
 どうぞ、クレモナのコーヒー豆を毎日のコーヒーにしてみてください。


6.アストル・ピアソラについて


 このコーナーでは、アストル・ピアソラというクレモナが取り組んでいる作曲家(アルゼンチン出身)について、詳しく紐解くコーナーです。

【オーケストラと国家について】

 クラシック音楽は明治以降西洋に学べ追いつけ追い越せという国是のもと推奨されたものでした。ドイツ人のようにベートーベンを演奏し、イタリア人のようにオペラを歌うことが、近代化であり文明国その間入りの指針でした。
 特にオーケストラはというのはその象徴であり、経済的にも文化的にも安定している近代化の証でした。だからこそ、多くの国家(都市)は、公的な予算を投入してその水準を上げることに務めてきました。

 ただ冷静に考えてみれば、オーケストラが演奏するクラシックといわれる音楽は、ヨーロッパという限られた地域の18~19世紀から、せいぜい1920年代あたりまでのもので、日本でいえば江戸中期から明治時代までぐらいのものがスタンダードなレパートリーです。日本にとってはまさに鎖国から明治維新の時代までのもっともヨーロッパとリンクしていなかった時代の音楽といえます。

 昔の話ですが、国から国産の音楽を優先して演奏するようにバックアップがあった時代もありました。作曲家にとっては有難迷惑な時代です。政治家にしては保護貿易のような発想かも知れませんが、特に戦前戦後の一時期は、国産の曲を優先して演奏するようにという政治的な指導がありました。
 さらにこの保護政策は外国の曲を適正音楽といわれて迫害を受けたのですが、クラシックの世界に限り、ベートーベンやブラームス、イタリアのオペラはOKであったし、チャイコフスキー(大戦末期の8月は演奏会はほとんどなかったみたいです)なども問題なかったので、混乱はなかったそうです。

 「戦争に音楽を利用するな」
 日本を代表する作曲家、我らが武満徹氏がいった言葉です。
 彼は、湾岸戦争(私は産まれていません)のトマホークが発射するシーンの報道番組で自分の曲を使われたことに対して抗議しました。確かに、客観性の必要とする報道番組に音楽を利用するのは作為的といわれても仕方がないのですが…。なんとも的外れな言葉です。
 しかし、国が推奨するということは、政治的、軍事的、経済的に利用されるということであり、芸術としては健全ではないです。ヒトラーの時代のドイツ、スターリンの時代のソヴィエトを思い起こせばわかるように、音楽家(作曲家)は、時代や政治に従属せざるを得ませんでした。国威発場として大いに称賛され利用された作品は、現代では戦争に加担した音楽として歴史から抹殺させられました。そして、その逆に時代に背を向けた作品は、時代の風に吹き飛ばされて跡形もなく消滅してしまいました。

◆ナチスが大本営発表をするときに必ず使用した曲
 リスト:交響詩「前奏曲」




 カラヤンの指揮、ベルリンフィルの演奏でお聴きください。
 今でもドイツの人々はこの曲を聴くとナチスを連想してしまうみたいです。
 カラヤンは1933年にナチ党に入党し、ナチの指揮者として活動をしますが、ヒトラーも見に来ていた演奏会で、ヒトラーのお気に入りの歌手が酔っ払ってステージに上がり、ミスをしたことを、ヒトラーがそのとき「若者なのに生意気に暗譜でステージに立った」カラヤンのせいにしたため、表舞台から遠ざかります。
また、1942年にユダヤ人のクオーターであるアニータ・ギュンターマンと2度目の結婚をします。
 このことでナチ党から事実上は脱退した、とみなされ、戦後、非ナチ化審査というナチではないと認める審査にクリアし、世界で活動できるようになりましたが、ソ連やフランスからはもの凄くバッシングされたみたいです。

◆スターリンとショスタコーヴィチについての記事
東洋経済オンラインの2018年8月26日の記事です。

スターリンに愛された作曲家の暴力性と苦悩 | ブックス・レビュー──音楽の音そのものやフレーズの一つひとつの意味を丹念に解き明かしていく手法に驚きました。文学者としてのメンタリティで作曲toyokeizai.net

◆ショスタコーヴィチがスターリンのために書いたと言われる交響曲第5番

 ムラヴィンスキーの指揮、レニングラード・フィルハーモニー交響楽団の演奏でお聴きください。
 ムラヴィンスキーは20世紀の旧ソ連、東側諸国の代表ともいえる指揮者で、レン・フィルの首席指揮者でした。
 

 かろうじてその時代を生き抜いた(うまく立ち回った)ショスタコーヴィッチの音楽などでその片鱗を垣間見ることはできますが、その陰で莫大に抹殺された作品があることは想像に難しくありません。

 1953年にスターリンが死去いたします。この年にショスタコーヴィッチが作曲したのが交響曲第10番です。彼の15曲ある交響曲の中で最も傑作といえる作品です(わたしの個人的な感想)。

◆ショスタコーヴィチ:交響曲第10番



 ムラヴィンスキーの指揮、レニングラード・フィルハーモニー交響楽団の演奏でお聴きください。

 交響曲を9番まで書いたら死ぬというベートーベンの呪いがまだ信じられていた時代に、スターリンの死去すぐに発表されたました。
 さて、我らが武満徹氏は、この曲のことをリストに似ていると酷評しています。ちなみに、交響曲第5番がお気に入りだったみたいです。
 ちなみに、武満氏は、ショスタコーヴィッチにシンパシーを抱いていたみたいで、影響を受けています。
 曲を深く聞いてみるとリストの『ファウスト交響曲』に類似しています。(これは、発表当時より、指摘されていたみたいです)

◆リスト:『ファウスト交響曲』



 レナード・バーンスタインの指揮、ボストン交響楽団の演奏でお聴きください。

 ご存じファウストとは、文豪ゲーテの戯曲で、老学者ファウスト博士が、悪魔のメフィストファレスに魂を売り飛ばし、引き換えに若さを手に入れるお話しです。そして、地獄に落ちるのですが、グレーチェンの霊に救済されて天国に行くというめでたいストーリーです。
 まず、第1楽章のテーマはファウストの主題を取り入れているといっても過言ではないです。また、第2主題のフルートのワルツは、リストが書き上げたファーストのテーマと酷似ています。そして、第2楽章のアレグロは悪魔的なスケルツォであり、メフィストをそのまま連想してしまいます。

 この作品を聴くと、社会主義リアリズムに魂を売りとばしたショスタコーヴィッチと、ファウストがどうしてもかぶってしまいます。そして、常に魂を売りつけることを強要したスターリンとメフィストがかぶってしまうのは、私だけでしょうか?

 そこまで、楽譜を読み込むとグレーチェンは出てこないのかと思ってしまいますが、もちろん出てきます。それは、第3楽章で、ホルンが12回にもわたって演奏する奇妙な音型です。彼女は誰なのか?ここがこの曲の大切なポイントです。

 なんという人間臭い当時50歳のオッサンなんでしょう!?
 お茶目な愛のメッセージの解答だけでなく、デビュー当時から独裁者として君臨し、ろくに芸術もわからないくせに『社会主義リアリズム』などという陳腐な思潮を芸術家に押し付けた悪魔に対しての思いがたっぷりと詰まった作品です。
 そうして聞くと、この作品はまた違った情感が生まれてきてさらに素晴らしく思います。

 ショスタコーヴィッチの作曲の師匠は、グラズノフです。グラズノフはバレエをたくさん作っている作曲家で、ショスタコーヴィッチのよき理解者です。重いアルコール依存症で入院中の師匠を気遣いこっそりと、ウォッカを差し入れするほど師匠思いのショスタコーヴィッチは、「ストラビンスキー亡き後の、現代の音楽を代表するのはショスタコーヴィッチ」と仲良しだったブーランジェ(ピアソラの師匠です)に指名されています。
 ここで、ピアソラの残した作品でショスタコーヴィッチが色濃く影響している曲は、『ブエノスアイレスのマリア』です。テーマはショスタコーヴィッチを彷彿される作品で非常にかっこいいです。

◆ピアソラ:『ブエノスアイレスのマリア』
ピアソラの作曲・演奏、オラシオ・フェレール作詞、歌はピアソラの2番目の妻「アメリ―タ・バルタール」でお聴きください。



このアメリ―タ・バルタールは最後ピアソラに捨てられるような別れ方をしたのにも関わらず(ピアソラはその後もう一人の妻・デデを迎えています。)、未だに未練がましくピアソラで商売をしている最強の女性ボーカルです。(まだご存命です)


7.みーこのおしゃべりクッキング


 このコーナーは自炊女子みーこによる簡単レシピをお伝えするコーナーです。

 『昨日のポテサラでグラタン』

昨日のポテトサラダのリメイクグラタン

 本日は、COVIDの影響で暇しているのでしっかりとお料理することになりました。レシピはみーこの尊敬するみーこママより伝授。
 材料は、昨日のポテトサラダ、牛乳、ピザ用チーズ、塩コショウ
 まずは、昨日のポテトサラダを軽くチンして温めます。さらに牛乳を投入してゆっくりまぜます。グラタン皿にまぜ合わせた具材を入れて、塩コショウで味を調えます。上にはピザ用チーズをたっぷりと乗せて、トースターで焦げ目がつくまで焼き上げたら完成です。

 お料理にかかる時間は10分。ポイントは、牛乳を少しずついれて、ゆるーくなってきた所でストップ。入れ過ぎちゃうと別の料理になるので注意してくださいね。

≪本日のポイント≫
 グラタンというのはフランスが発祥みたいですって。ちなみに、皆さんはグラタンは、スプーンで食べられますか?それとも、フォークでしょうか?
 この問題は、コンビニで店員さんに「スプーンにしますか?フォークにしますか?」と質問された事で気が付きました。その時、そんなの人に聞くなよと思い、即座に「先割れスプーンにきまってるでしょ!」と、言ったのを鮮明に覚えております。
 そう、我が家ではグラタンは「先割れスプーン」で食べるので、それが世の中の常識と思い込んでいたのですが、意外にもコンビニの店員さんに「先割れスプーン」と言っても通じなかったのです。そう言えば、あの形状のスプーンって、我が家以外では見たことがありません。もしかしたら、みーこママのオリジナルグッツなのかもしれません(汗)。恐るべきみーこママ!
 という訳で、この日もみーこは先祖代々伝わる「先割れスプーン」で、グラタンを美味しくいただきました。
 忙しい人でも簡単に作れちゃいますので、ぜひチャレンジしてみてください。ちなみに、フォークで食べるのが正式みたいですが、楽しい食事に正式なんて言い出すことはナンセンスですね。


8.あやめちゃんの園芸日記

 このコーナーは新進園芸家としてデビュー予定のあやめちゃんの園芸日誌です。あやめちゃんの作るお野菜はメルマガの読者の皆さまにプレゼントするので、楽しみに待っていてください。
 
こんにちは。
ホルンあやめちゃんです。

前々回のメルマガでお話しした、寒さと雨にやられて萎れて枯れてしまったトマトですが、
とりあえずまだ茎とか元気だし、蕾にもまだダメージ来てないし…!と思って諦めずに水をやってお世話をしてたら、、
なんと、、
奇跡的に、、、、
新しい芽が出てきました!!!

あやめちゃんのトマト

ちなみにこの写真めちゃ雑草写ってますが、雨降るとめちゃ雑草のびるの早くなるんですよ!!(言い訳)

芽が出たことより、こんなに枯れてたのか!と驚かれるかもしれません。笑
ですが、真っ茶色だったトマトに急に緑がちらほら出てきて興奮!
いやーほんとにトマトの生命力にびっくりしました。

もしかしたら、このまま育てても実はならないかもしれないですが、とりあえず第一段階として花は咲かせたいので、枯れたところは全部切って、変わらずお世話してます。
今はめちゃくちゃ寂しいトマトの姿になってますが…

生命力に感服!

ちなみに新しいトマトですが、諸事情でまた土を耕さないといけなくなったので、迎え入れるのはもう少しかかりそうです。


9.ゆきちゃんのダイエット奮闘記

 このコーナーはフルートゆきのダイエット奮闘記。

 【世界のダイエットハンター】フルートゆきのダイエット奮闘記です。ここでは、ダイエットに効果のあるサラダをご紹介していたのですが、フルートゆきの母親である【世界の美容マニア】が、運動をしてみるということを提案してきたので急遽方向転換。
 という訳で、【世界の美容マニア】の監修のもとストレッチをすることとなりました。いや~自分で言うものなんですが、体が硬いんです。

毎日柔軟始めました.




 両足を伸ばしたまま、上半身を前に倒します。もちろん、前に倒れません。
 足の裏側が痛くなり、おしりも痛くなり、次第に腰まで痛くなります。
 さらに、内臓が圧迫されるので、食後の後にするのはお勧めいたしません。
 こちらは、姿勢改善と冷えとむくみに効果はあると言われていますが、3日やった感想では特に変化はありません。このまま続けていけばきっと、つま先に手が届く時が来るらしいのですが、前兆はまだ見られません(汗)。
 しかし、【世界の美容マニア】の命令は絶対です。彼女のご機嫌を取りつつ、ダイエット頑張り続けます。


10.監督かじくん名言集

 毎日Twitterであげております【365日監督かじくん名言集】から気になる言葉を選んでコラムにいたしました。

監督かじくんの名言8

 『若さは才能です。そして、一日一日目減りしていきます!』
 何とも恐ろしい言葉です。若さが才能だという認識はありませんでした。というより、日々目減りしているという危機感はなく、消費されているという現実を実感しました、
 でも、監督は若い世代がこの国を変えていくべきだと常日頃言っています。では、どうあるべきなのでしょうか?

 このコロナ禍で思うようになったのですが、外に出かけない分ネットに触れる機会が非常に増えました。そこで、私たちは”自分に都合の良い情報だけにアクセス”して、”見たいものだけ見て、信じたいものだけを信じている”ようになってしまったと、思う時があります。
 これって、知識や考え方を全くアップデートしなくてよい生活習慣です。私たちはネットを使って、考えることから逃げていることに対して、安心するために利用しているように思います。ますます物事を”0”か”1”で考えてしまう傾向が強くなってきていると反省しています。
 とりあえず、このネット社会において、今までに誰も考えていないことを考えて発信する。これからのクレモナはそうありたいと思います。
 自分たちの若さを消費尽くす前に、世界に出ていきたいです。


11.保護ネコ「こんぶちゃん♂」の奮闘記

 このコーナーは子猫を年間で8匹も保護し里親さんにお渡ししているクレモナの活動を紹介するコーナーです。
 本拠地『ルーク・カフェ』には、保護ネコの活動資金とするべく【ほっけちゃん・こんぶちゃんグッツ】を販売しております。皆さまの善意が保護ネコの活動に役立てております。

 今週の「こんぶちゃん♂」は、胃の調子が悪いのでしょうか、食べたものをよく吐き出しています。かなり心配です。身体の小さな猫が全身を使って、「げぼっ」とするので、見ていて可哀そうになります。これ、続くようだったら病院につれています。
 さて、吐くこと以外は元気なこんぶちゃんです。急に拾ってきた保護ネコの「もずくちゃん♀」ともそれなりに仲良くなってきています。次回は二人のツーショットを載せられると良いですね。

もずくちゃん♀です!


 
 そんな保護ネコの「もずくちゃん♀」は体重が250gまで成長しました。ようやく上手にミルクが飲めるようになって、今めっちゃ可愛い時です。前身は真っ黒なのに目の白目の部分がブルーになっていてキュート。
 元気いっぱいに育っています。

 編集後記


 音楽の世界では、リモートで演奏して収益を得ようという試みが盛んになりました。これまで、YouTubeやライブ配信などをやっていたのはセミプロ的な人が主流でした。
 でも、ここにきて多くのプロフェショナルの人が参入してくるので、きっとセミプロみたいな人は淘汰されてしまうと思うんです。簡単にスマホからライブ配信をして、小銭を手に入れるというビジネスモデルはもう崩壊し始めています。そういったことをしっかりと見極めたうえで、クレモナではYouTubeをしっかりと発信していくことになりました。
 戦略としては、トッププロに負けない演奏のクオリティと、発信力を身に付きけて生き抜いていきたいと考えております。もしかしたら、このまま何年もコンサートホールでは演奏ができないかもしれない、収束にはまだまだ時間がかかるということを前提にマーケティングしていくというのが、現在のクレモナの方針です。ぜひ、これまでと変わらぬご指示をよろしくお願いいたします。
 今週も素晴らしい週になりますように!


 
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ぴかりん 26歳(女子でありたいです)

 私には祖母がいます。あだ名は【ピコ太郎】といって、パンチパーマがトレードマークのおばあちゃんです。ピコ太郎は女性だったので旦那がいました。私から見れば祖父になります。九州男児の祖父は非常に厳格な方で小さい時はとても怖かったです。そんな祖父も他界してもう五年になります。
 祖父の葬儀の時の話です。
 おじいちゃん子だった私の弟は「これから仏壇に自分の書いた論文をお供えするので読んでね」と号泣しながら、愛用の眼鏡を棺の中に入れようとしたら、何やらよくない物質が発生するのでメガネは燃やせないと葬祭場の方から断られてしまいました。さらに、母とピコ太郎は、自分たちの作る料理が大好きだった祖父のことを思って、入れ歯を棺の中に入れようとしたのですが、同様の理由で却下。
 仕方がなく紙に「めがね」と「入れ歯」をイメージしたユニークな絵を書いて棺に入れました。最後のお別れとなり、じいちゃんがヘビースモーカーだったことを思い出し、「ちょおっと待ってくれい」と言って、葬祭場から一直線のくれはローソンまでチャリで猛ダッシュし、大好きだった「PEACE」のタバコを買ってきました。棺の蓋が閉じられるギリギリセーフで滑り込みました。
じいちゃんが他界して何年にもなりますが、あの世でメガネも入れ歯もない祖父のためにピコ太郎は毎日ご飯をお供えしていますし、弟も大学生の時は論文をお供えしていました。あの世で、じいちゃんはどうおもっているのでしょうか?
 そんな私は毎日仏壇の隣の部屋で練習をしています。きっと、私の音だけがじいちゃんの耳に届いていると確信しています。我ながらじいちゃん孝行だと自負しています。

 という訳で、コロナ禍のお陰で、来月16日から修復終了後初の一般公開をする予定だった、高松塚古墳壁画は中止となりました。

高松塚古墳の壁画







 こちらは国宝に指定されていて、文化庁の管理のもと保存されていたのですが、カビの発生で大変なことになりました。この壁画は何度かカビの発生や破損などの事故が起きているのですが、情報公開に対する認識の甘さから隠されていました。このことは後に第三者調査委員会によって指摘されていますが、こういった体質の縦割り行政や、隠匿体質は絶対に直っていないと思うんです。
 そんな文化庁は、コロナ禍で損害を被った芸術家を支援すると言っています。でもね、これってまたバラマキで、国内のオーケストラに対して、ズブズブに税金を投入するだけのように思えてなりません。これでは、絶対に文化は育たないと心配しています。

https://bit.ly/2Y7RBjW




 そして私は、この高松塚古墳の壁画と祖父の棺の中に入れた母のユニークな絵がどうしても重なって思えて、この公開を楽しみにしていたのですが…。このまま文化庁に管理を任しても大丈夫なのか不安を抱いています。
 

『ルーク・カフェ』 ローストラボ クレモナ
【クレモナ】モダンタンゴ・ラボラトリ
〒563-0041 大阪府池田市満寿美町13-7
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cremona_luke@yahoo.co.jp

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