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いつもブレスを意識していないから、意識していない崩壊になっていて、それが大きな崩壊に繋がっています。

『クレモナ』モダンタンゴ・ラボラトリ

 4人揃っての練習が始まりました。昨日はクレモナの4人での練習についてお話しいたします。21日にレコーディングが迫っており、そちらに向けての練習が中心となりましたが、24日は兵庫芸文大ホールでもコンサートがあるので、そちらの練習も合わせての内容でした。

 大きな本番が常にあるクレモナでは、どんな練習も気を抜くことができないのですが、昨日は2時間の練習。基本的に1時間半で全ての練習をおわらせたいと思っているので、2時間という時間は結構長めの練習と言えます。

 昨日の練習のポイントは、演奏がスムーズにいくかどうかをチェックするだけの内容でした。個人的な問題点は各メンバーが自覚しているという前提で、監督としてあくまで全体を俯瞰した内容となりました。

管楽器で何よりも大切な「ブレス」

 音楽がスムーズに流れるためには、役割をしっかりと自覚しているかが大切になってきます。流れが悪くなる原因というのはほんの些細なことばかりです。

 例えば、「ブレス」。普段の練習から意識していない、もしくはテンポが安定していないとブレスは毎回変わります。勝手なところでブレスを取り出したら、その瞬間にアンサンブルが崩壊してしまいます。

 本人が気が付いているかは別として、ブレスを意識していない演奏は、意識していないレベルで崩壊しています。そして意識していないレベルでの崩壊が、大きな崩壊につながるので、勘弁して欲しい。

自分の練習では必ずメトロノームを。

 では、音楽監督としてはその都度ブレスを指摘するのかというと、そんなことをしていたら練習が進みません。なので、メンバーは自身の練習ではメトロノームをマストアイテムとして使わなければいけません。

 ブレスの場所を間違えるというのは、明らかに練習不足。楽譜をもらった初期の段階でマスターしてもらわないとお話にはなりません。ですが、レコーディング直前になって意外にもこう言った問題があると改めて発見。昨日の練習では、普段からブレスに対して細かく指摘しなければと反省しました。

 せっかく大きなチャンスがあるクレモナです。ここでは徹底的に細部を詰めていきたいと願っております。次のレコーディングでは、今までにないような素晴らしい作品となるよう努めていきたいので、ぜひ楽しみにしていてください。

2021年9月15日 監督かじくん

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