構想から1年以上かけて準備してきた室内楽コンクールOSAKAが終わりました。
「わたしたちが出たいコンクール」像を追求した、目いっぱい手作り感満載のコンクール。現実をド直球で受け止めないといけなかったり、ありがたい話からありがたくない話まで時間をかけて聴かないといけなかったり、何から何までやる、とはどういうことか考え続けた日々でした。
とにかく、強くなりました。とりあえず、目に見えた成果はこれ。他の結果は、またまた後からついてくるのだろうか…。
マリンバの運搬に2tトラックが必要だったのか!?
と色々悩んだんですが、打楽器奏者の運搬の手際や、楽器の扱いって、色々と学ぶことが多いです。彼女も然り。
木管五重奏ということで
知っている曲で、もしファゴット奏者の方に何かあっても代われるくらい、耳で音を追ってしまう楽曲ばかり。どう聴こえているのか?というのを考え直す機会となりました。
リハーサルが場当たりとなってしまった2位の皆さん
この人たちは、本当にそれでいいのか、シンフォニーホールで自由にリハーサルできるんやで、と普通に心配になるくらい、真剣にパフォーマンスの場当たりをしていました。
決まった!
この手の角度も、こだわり、、いやいや、演奏のリハーサルはいいのか!?と思っているうちにタイムアップになりました。
まさかの譜めくりスト
超かわいい3人組に、久保田。「そんな顔で横で座ってられたらたまったもんじゃない」というような表情なのは、他でもなく、初めましての楽譜、この何日かでハードな乾燥をした指先への焦り、さまざまな思いを押し殺していたからです。特に2曲目のオリエンタルという曲は例えば低音のドの音の数を数えて譜めくりするなど、最後までドッキドキでした。
こちらも譜めくり
特にピアニストの彼は本当に上手でした。名演を聴いている、そんな気持ちでいっぱいでした。
第1位のQUINTET SOUさん
若さ溢れる、自分たちで作り上げた感覚。工業製品ではなく、自分たちの頭で作った音楽というのがよくよく伝わってきました。
ということで表彰式
いいよね、こういうのが。コンクールをしていて。本当に、ああこの表情を見れてよかったなと思いました。
出場の発起人の門脇くん
カメラの前ではすまし顔です
とりあえず、打ち上げではチェロの赤間君に話を聞いてみました。
彼らの出場動機は何よりも「ザ・シンフォニーホールで演奏できる」ということだったそうで、ホールへの想いを目いっぱい語ってくれました。
お手伝いに、実はチーム・クレモナ音響の伊藤さんも来て下さってました。
生音の演奏会なのに、わざわざここまでお手伝いしていただいて。本当に感謝です。
配信のチーフ、チーム・クレモナの平井ちゃん
素晴らしい映像だったと皆さんから好評をいただいております。ありがちな感じではなく、きちんと人の表情を撮る。平井ちゃんが一番得意としている部分だと思うんですが、本当にみんないい顔で演奏しています。ぜひこちらよりアーカイブ配信をお買い求めください!
https://curtaincall.media/live/detail/7d867a30-70b5-11ed-88c1-014bd6c9081f
最後はこの人で。
ラスト一週間、本当に本当に、よく頑張ってくれました。正直言って、ゆきがここまで出来るとは思っていなかった。このコンクールがすべて円滑に、さまざまなスケジュールがすべて嚙み合って動くことが出来た、また様々な事務処理が円滑に終えられたのは、ゆきのおかげです。
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