Listen to the Coffee,the Music and Cats.五感で楽しんでいる日常

BLOGコーヒーと、音楽と、猫のこと。

6

カエデの木でできた楽器、ファゴットを演奏するコーヒー主任焙煎士がこのたっかいメープルシロップをおすすめします

ローストラボ・クレモナ


さて約2週間前から店頭に置いている(置いて行かれたと言った方がセイカク)この「メープルシロップ」について本日は喧伝したいと思います。


このメープル(置いてった人はシロップまで言いません。メープルです。)の原産国はカナダです。そう、カナダの国旗もメープルですよね!



なんとカナダでは2017年に大幅な等級改正があり!!いつも(あれ、もう4年もとってない?)店で置いている(置かせていただいている)【Canada No.1ライト】から1つ等級をアップグレードさせた最上位等級の【Canada Grade A : Golden Delicate Taste】が現在店頭にあるメープルなのです。

これはカナダとアメリカで異なる基準を調和させるために行ったグレード改訂らしく、この新しい基準はメープルの色に加え、風味の強度を表現することにより、消費者が自分の好みや使用用途に応じて製品を選ぶことを容易にしたそうなのです。


ちなみにファゴットは、とにかく如何にカエデが乾燥しているかが楽器の質に直接関係しています。

はい、それで、このメープルが満たしている基準をご紹介します。

①発酵しない

 腐らないということでいいんでしょうか!?賞味期限∞!?これはファゴットを超えてる!

②一定の色調


 一定の色調でスケールを演奏するというのはマストですから、メープルにおいてもマスト。当たり前のことです。

③沈殿物がない

 ファゴットのトーンホール(指でふさぐ穴)の中にはたくさんのカスが沈殿しています。

④濁りなく澄んだ色合い

 演奏において濁りがなく明瞭であるというのは一級の奏者にとってはマストです。

⑤グレードに適合した香味

 TPOをわきまえた演奏

⑥不快なにおいや味わいが無い

 最近スワブ洗ってないのでにおいます。

⑦100%カエデの樹液を煮詰めたもの

 スワブ煮詰めた方がいいのかな…


これはカナダのメープルにおいて必ず満たしておかないといけない基準だそうです。


メープルは同じ樹液を同じ方法で煮詰めても、樹液の採取時期によって出来上がるメープルシロップの色や味が異なります。採取時期の初めのころは、色が薄く繊細な味わいですが、時期が進むにつれて色は濃くなり風味が強くなります。



この【Golden delicate taste】はもっとも採取の早い樹液で作られています。めちゃくちゃ淡い色です。そして味がもの凄く繊細。香りの立ち上がりももの凄くクリアで鼻腔に抜ける甘みはとても上品です。

ホットケーキやワッフルなどの焼菓子にはもちろんですが、ぶりの照り焼きなどの「照り」の部分にみりんの代わりに使う方もおられます。めちゃくちゃサラサラなので、あっという間になくなります。


メープル革命起こします。コーヒーに入れても美味いらしい。


ぜひお試しください。1ダース仕入れてあと6本です。気になるお値段は…1本税込み1728円!!大さじ一杯で約90円の計算です…!セブンイレブンのサラダに別売りドレッシングをかけちゃうあなた!同じくらいの値段です!

贅沢すぎるという厳しいご意見を頂戴しますが、やはり高いものは美味しい…のですよ…朝にヨーグルトを召し上がる方、トーストの方、照り焼きを作るのが苦手な方、などなどすべての皆さまに楽しんでいただきたいメープルです!

RELATED

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

PAGE TOP