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演奏予定曲目
『クレモナ』モダンタンゴ・ラボラトリ
2016年結成。「アストル・ピアソラ」の遺志を継ぎ、クラシック音楽の「次の100年」へ繋げる、新しいスタイルの木管四重奏団。
国内唯一の「ピアソラ専門」の室内楽団であり、これまで50曲以上を手がけ、全ての楽譜を自分たちの手でオリジナルアレンジをし、暗譜で演奏をする。
対位法を駆使して新たな音響効果に挑戦し、歌口の異なる4本の管楽器それぞれの限界に挑戦したアドリブ・ソロの数々、まるで4本で演奏しているとは思えないような卓越した新しいサウンド、クリアな音像とストイックな演奏スタイルは、他のアンサンブルの追随を許さない。
『クレモナ』は、世界を目指す。
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今回のタイトル「Departure」に込めた思い
私たち『クレモナ』は2016年に結成し、活動9年目を迎えました。 今年のテーマは「Departure」。出発です。どこに出発をするのか?そう、世界です。 関西で地道に積み上げてきた私たちが次に目指すのは関東…日本全国…ではなく、世界にします。
管楽器のアンサンブル、室内楽、クラシック音楽とどんどん視野を広げていくと、私たちが今まで積み重ねてきたアンサンブルの技術、演奏への挑戦、音響芸術とのコラボレーションは、唯一無二のものになりつつあります。
「アストル・ピアソラ」という敬愛する作曲家・演奏家がそうであったように、クラシック音楽のベースは当然のごとくレベルが高く、さらに自分のアイデンティティを自分の音楽に投影し、新しい音楽・新しい時代の音楽を作っていく。ワンフレーズ聴いただけで「ピアソラの音楽だ」ってわかる。「坂本龍一」もそう。坂本龍一の音楽って、「日本っぽい」のではなく、「坂本龍一の音楽」なんだと思います。
同じように私たち『クレモナ』の音楽も、少し聴いただけでも、このサウンド、音の作りで「クレモナだ」ときっとわかってもらえると思います。 『クレモナ』らしい音楽を持って、世界に出発する。このコンサートはその滑走路にしたいと思います。
ピアソラが師匠に捧げた「トロイロ組曲」に挑戦
アルゼンチン・タンゴの黄金期に、バンドネオンの名手として君臨した「アニバル・トロイロ」は、ピアソラを見出した演奏家でもあります。
トロイロの死に際して、ピアソラが彼が愛したものを作品のテーマとしたのがこの「トロイロ組曲」。全編を通して聴こえてくるのはバンドネオンの音色です。
結成当初から「バンドネオンの音が聴こえる」と評価されてきた『クレモナ』が、このバンドネオンの音色・奏法に支配された組曲に挑戦します。
それぞれの管楽器の持ち味・組み合わせを生かして、せめぎ合いながらも成立する、『クレモナ』だからこそできるトップレベルのアンサンブルをご体感いただけます。
サウンドインスタレーション・オケの細部まで拘った坂本作品
出す音全てにこだわり、自分たちで集音してきた環境音を使ったサウンドインスタレーション、音源と同期させる楽曲の音源も細部まで作り込み、『クレモナ』の叡智の結集となっているのがこの「坂本作品」の数々。レコーディングも含めて、経験を積み重ねてより瑞々しい演奏をお届けします。
『クレモナ』の音楽づくりについて、
音楽監督による人気掲載「監督日誌」
前回(2024年6月22日)の定期公演のようす
公演詳細
日時:2024年11月12日(火曜日) 18時30分開場/19時開演
料金:前売り4000円/当日4500円
お問合せ:072-752-7188(ルーク)