非常にシンプルな楽譜を参考に演奏したのだが、ピアソラの音源を聴くと、彼らしいアドリブと装飾音符の嵐ではないか…と驚いた。
なんだ、こんな風にやってもいいんだとアレンジの参考になった。
また、この時期のピアソラは新八重奏団であり、打楽器もあればフルートもいる編成でチェロ・コントラバスとベースラインも厚い。楽曲自体が「実験的」な構成になっているが、今回のアレンジではフルートとファゴットをどう開離させるか(高音域と低音域の幅を広げられるか)を考えた。ロマンティック(ロマン派風に)楽譜を読むと「泣き」の音楽のようだが、ピアソラの演奏を聴いて、実際はもっと弾きこむ、吹き込むような音楽だということがわかった。
【毎日ピアソラに挑戦】毎日ピアソラの楽曲を勉強していきます。わたしたち『クレモナ』でできる編成で、出せる知恵を使ってアレンジ・演奏をしていきます。ぜひご意見・ご感想お待ちしております。
コメント