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【毎日ピアソラ】「イマへネス676」(1962年)

クレモナ・ラジオ

「イマへネス」という言葉に、「像」とか「イメージ」という意味を想像し、「676」というのは一体何のことだろう?と考えたが、どうも「イマへネス676」というブエノスアイレスのクラブの名前だったらしい。

そういわれてみるとこの上半身はなめらかな動きで、下半身はせわしなく動き続けている、というクラブのようすが想像されて納得がいった。

ホルンに滑らかな動きを、ファゴットに忙しい動きを配置したが、ホルンはもう少しスピード感のあるロングトーンにしないといけなかったし、ファゴットはもう少し精緻に作り込むべきだったのではと考えてしまう。

ただ、この曲に言えるのは基本的な構造はこの2種類の動きしかないので、単音楽器2本でできないことはない、ということである。リベルタンゴもそうだが、単純な構造の上にアドリブソロを展開していくのがピアソラのスタイルだと思う。

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