意思なく演奏すると言うことは、意思なく間違えることに直結する

 昨日はクレモナの公開練習でした。13日のコンサートに向けてしっかりと仕上げてきています。

「マイテンポ」を持つ

 現在、本番直前と言うことで、テンポの緩みについては徹底的に文句を言うようにしています。

 まず大事なのは自分のテンポがどうなのか常に疑問を持つこと。そして、少しでもテンポが狂ってしまうことを気持ち悪いと感じることが大切。そのために自分でテンポを保つ必要があり、このことを「マイテンポ」と言います。 

 スタジオミュージシャンのようにテンポはヘッドフォンのクリック任せでは絶対に解決しない問題ということです。

 意思のないテンポは意思なく間違えるので、自分が狂っているって理解できないんですよね。これって、ピッチにも言えることですが、ずっとずっと長い年月、狂ったピッチで練習しているから、間違いに鈍感になってしまいます。

アップビートで!

 さらに、ビートはあげなければいけません。どうも、クラシック音楽の学習者の中には”ダウンビート”を信望される方もおられますが、絶対に”アップビート”で取るようにしなけれないけません。

 例えば、日本語でカウントを取るとき「1と2と3と・・・」って言葉にして言うと思うんです。その時に普通は「と」は大きく言いません。でも、間違い。「と」が絶対に大きくなるように発声しなければいけません。

 英語圏では「ワン・エン、ツー・エン、スリー・エン、・・・」と、「エン(and)」のところが大きくなるのはわかると思うんです。つまり、ヨーロッパでクラシック音楽を学習すると言うことは、常にアップビートでカウントを取ると言うことに直結していると私は考えております。

「はやおも」にならない。

 たったこれだけで、しっかりとしたグルーヴが生まれてくると思うし、多くの諸問題を解決する手立てになると考えております。

 そして、グルーヴが生まれてくるとテンポが速くなっても”重たくならない”と言うことです。テンポが速くて重たいと言う現象を”はやおも”と言ったりしますが、実際オーケストラの現場でもよく起こり得る症状です。

 ほんと、悲惨でしかありません。メンバー全員が、アメフトのプロテクターを付けながら全速疾走しているような音楽です。演奏している方も、見ている方も疲れてしまいます。そうなると指揮者は指揮台でバタバタと踊り出すしかありません。当然、感心できる結果は得られない演奏になってしまいます。

 13日のクレモナのコンサートではカウントに拘って作り上げている楽曲がたくさん出てきます。クラシック音楽として、ジャズのスタンダードなども演奏したりしますが、「なんとなくポップスを演奏してみました。」と言う、チャラけた音楽ではないとご理解いただけると思います。

 是非とも聞いて欲しいです。

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