『クレモナ』が演奏する「ブエノスアイレスの夏」をお聴きください。

今回の演奏会で取り上げるのは、『天使の組曲』と『悪魔の作品群』。

 20世紀最高のバンドネオン奏者であり、作曲家の【アストル・ピアソラ】の代表作、『天使の組曲』と知られざる『悪魔の作品群』に国内最高峰の木管室内楽団【『クレモナ』モダンタンゴ・ラボラトリ】が挑戦する。
 特に『天使』はピアソラ自身もライブで頻繁に演奏していた楽曲であるが、今回『クレモナ』はこれをコピー・カバーするのではなく、ピアソラの次の100年へ繋げる「トランスクリプション=譜面起こし」を試み、ピアソラの見た「天使」と「悪魔」の世界を音楽で表現する。

演奏予定曲目

  • 悪魔のタンゴ
  • 悪魔のロマンス
  • 悪魔をやっつけろ
  • 天使へのイントロダクション
  • 天使のミロンガ
  • 天使の死
  • 天使の復活 ほか

『クレモナ』モダンタンゴ・ラボラトリとは

2016年結成。「アストル・ピアソラ」の遺志を継ぎ、クラシック音楽の「次の100年」へ繋げる、新しいスタイルの木管四重奏団。
 国内唯一の「ピアソラ専門」の室内楽団であり、これまで50曲以上を手がけ、全ての楽譜を自分たちの手でオリジナルアレンジをし、暗譜で演奏をする。
 対位法を駆使して新たな音響効果に挑戦し、歌口の異なる4本の管楽器それぞれの限界に挑戦したアドリブ・ソロの数々、まるで4本で演奏しているとは思えないような卓越した新しいサウンド、クリアな音像とストイックな演奏スタイルは、他のアンサンブルの追随を許さない。
 第10回横浜国際音楽コンクールアンサンブル部門室内楽一般の部第3位/第17・19回大阪国際音楽コンクール室内楽部門入賞/第23回ブルクハルト国際音楽コンクールアンサンブル部門歴代最高位
 『となりの人間国宝さん』認定4453号/『関ジャニ∞のジャニ勉』にて「ええやん」認定
 3枚目のアルバム『ブエノスアイレスの四季』がAmazonクラシックランキング新着部門第1位を獲得し、「レコード芸術」誌2021年4月号にて「特選盤」に選ばれる。
2021年9月、兵庫県立芸術文化センター主催「ワンコイン・コンサート」に出演。2022年3月、ザ・シンフォニーホールでの主催公演を開催、好評を博す。

現代のクラシック音楽=音響芸術への挑戦

自分たちでフィールドワークをして、音を録りに行きます。

ピアソラは「タンゴ」というジャンルを『踊るための音楽』から『聴くための音楽』として、【モダン・タンゴ】という新しい音楽スタイルを確立した。

クレモナは【モダン・タンゴ】をさらに『体験するための音楽』として、音響芸術を取り入れて新たなコンサート・スタイルに挑戦する。

会場内を音像がぐるぐると回り、現実ではありえない音の組み合わせで新しい音空間を作り上げます。機材のセッティング上、1階席でのご鑑賞をお勧めいたします。

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