今回取り組んだ「スキップ・ビート」。
どう考えても空耳かしら…と思ってしまう箇所がある。
割れたパーツのマニア 君に虜になって
『Skipped beat !Skipped beat !Skipped beat !』
スキップ・ビートとそれらしい発音でどれだけ歌っても
「スケベ!スケベ!スケベ!」
にしか聴こえません。ていうか、このテンポだと「スケベ」としか歌えない。本当に。
この曲を練習しているとき、全体的にとりとめもないじゃっかんスケベな歌詞なので、
どうすれば少しうやむやに歌えるか、しかもこのホルン・フルート・ピアノでどうしたらビートを失わずに演奏できるか、
そして何よりも、例の部分を「スケベ」と歌わなくてもいいようにはどうすればよいかを念頭にピアノに向かっていたら、
それを聞きつけた監督が飛んできて、
「おまえ、そこはスケベ!と叫べ!叫べ!」
と厳しく指導を受けて、そこから!と一緒に歌うことになり、
どうしても「スケベ!」になってしまうところを、思い切って「スケベ!」と歌うことになった。
吹っ切れた。
「この曲の大事なのは、スケベ!と叫ぶとこやろ。表現者として、どう考えてもタブーに挑戦するってこういうことやろ!」
という監督の言葉に妙に納得、そんなこと表現したかないという羞恥心のどちらもを胸に演奏に臨んでいる。
ポップスを歌うときにどうしても前め前めに、拍前から歌いたくなるが、この曲はそれはご法度。
きちんとしたリズムで、そして休符で歌う・演奏することでこのビートが出てくる。
そして、必ず「スケベ!」と叫べ!これポイント。
アコースティックでベースもドラムもいない【クレモナ】トリオの挑戦はまだまだ続く。
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