1ヶ月ぶりの本番は。

1か月ぶりにお客さまの前で演奏をした。


そのために、いつもはすらすらと出て来ていたMCを本番前にチェックしないといけなかったし、セットリストも何回も見直さないといけなかったし、緊張もしないといけなかったし、なんなら1か月分のムダ毛も処理しないといけなかった。


うん?コロナのせいで迷惑したと列挙しようと思ったら、なぜか当たり前のことばかりで、何ならムダ毛の処理くらい1週間に1回はしろよ、くらいに思ってしまった。


ほぼ毎週末、なんなら平日もいろんな場所で演奏させていただいていたわたしたちにとって、「本番のない」1ヶ月というのはものすごく長く感じたし、だからといって暇になるわけではない日常に違和感を覚えていたのだが、体重計に乗ってまさか2キロも太っていたとは思わなかった。ただただ衝撃だ。
本番があることで色々なものが引き締まっていたんだと、心も体もストイックに生活していたのだと気づいた。


本当は、半年に一回の大イベント「いけおん」があった日に、今回こうやって、「いけおん」のために(そこだけが半年間の照準である)練習してきた演奏者の皆さんと一緒にライブが出来たことで、改めて平穏な日常というものがあたたかくて、心地よいものだったかを思い知らされた。


何が起こるかわからないし、何を言われるかもわからないので、大々的に告知することもなく、ひそやかに、つつましやかに、しかし、血の通ったライブだった。お客さま=ほぼ演奏者とその家族で、一緒に心を温め合うような感覚。
「Joy,Spring」と名付けたこのライブは、それでも春がここにきていることを、みんなでわかちあったのだった。


わたし(ぴかりん)は、自分が主宰しているオカリナ合奏団と、ピアニストとしてメンバーに入れてもらった、最新のヒット曲ばかりをやるロックバンドと、そして【クレモナ・トリオ】に出演した。


【クレモナ・トリオ】では、オリジナルのMIDI伴奏と、トリオのために書き下ろした譜面(何曲かアドリブ)を使って、この3月6日にあるはずだった定期公演に向けて新しく取り入れたスタイル(フルート・ホルン・ファゴット)で演奏をした。
カラオケ音源を付けたり消したりするのはおそらくうまくいかないと察したので、中に空白のトラックを挿入して、時間内になるべくMCもできるように準備したが、本番での30秒というのが如何に長いか、を実感した。

ステージの上は時間の流れ方が変わるこの感覚も、久しぶりだった。
思いっきり演奏した。思いっきり喋った。悪いことしている気分は、なかった。
ただ、春だった。でも、まだ春は来ていなかった。

今週末はお花見ライブ。これもすべてルークカフェの中で行う。
本物の桜を見る花見は来年でもできるんだ。ライブがあまり出来ないから、外でのイベントも開催しづらいから、ぼんやりしているんではなくて、常に新しい挑戦をし続けたいのだ。この雪の下で。

昨日体重計に乗ったら1キロ減っていた。
土曜日体重計に乗ったらさらに1キロ減るだろうか。

【『クレモナ』モダンタンゴ・ラボラトリ】
バンドマスター ぴかりん

11月14日の定期公演のチケットは
http://cremona-luke.com/?page_id=986
こちらからお求めください。

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