大雨警報の出る豪雨の中、服部緑地野外音楽堂での2回目の公演を無事終演することが出来ました。
総勢139名のお客さまにお越しいただき、このような状況で、誰もけがすることなく、事故なく、無事に終演できたことはお客さまをはじめ、スタッフの皆さんのご尽力とお心遣いのおかげと心より感謝申し上げます。
野音の演奏会は「掃除」から始まります。
とにかく外なので、(しかも荒天だったため)外から木の枝やら葉っぱやらがたくさん客席にあります。また、座席も土ぼこりをかぶっているので、野音の演奏会はお掃除からが演奏会です。
わたくしぴかりんと、フルートゆきで座席の拭き掃除をしました。そのほかの大変な掃き掃除はすべてスタッフの皆さんにご協力いただきました。本当に、ありがとうございます!
雨の中のリハーサル
雨予報は変わることなく、バックヤードを向いて演奏しようという判断になりました。
音作りもバックヤード側に向かって作り直ししていただきました。
リハーサル中も、リハーサルから本番までの間も、そして本番中も、音響の伊藤さんには本当に本当に最後までお気遣いいただいて、演奏をさせていただきました。
バケツをひっくり返したような雨の中、約100名のお客さまにお越しいただきました。
開演直前、外にいたら息もできないだろうな…というレベルの雨が降っていました。そんな中でお客さまが続々とお越しいただき、感謝と申し訳なさでいっぱいでした。だからこそ、精一杯演奏したいとなお思いました。
本番中、どんどんと小雨になってきて、蝉の声が大きくなったり、飛行機が通る音がものすごく大きく感じられたり、また雨が強くなったり…。移り変わる自然の音、そして空の色。どんどんと黄昏れて夜になる。
そんな中でピアソラを演奏しているとどんどん自分が音楽と自然の中に同化していくような気がしました。
大学の時に「サウンドスケープ(音のある風景)」についてなんとなく講義を受けたことがあるような気がしますが(そのへんは監督が詳しいので監督にきいて下さい)、もともと人間が音楽をしていたのは野外であったはずだし、こういう自然の音の中から楽音が生まれていったのだと思うと、クラシックの起源というよりも、音楽の起源に戻っていくような気がしました。
音楽に対して凄く集中できたステージとなりました。
そんなことで、結構ハードな3セットだったのに、あっという間に時間が過ぎました。
お客さまがほぼ全員帰られることなく、最後まで聴いて下さり、お客さま一人ひとりの表情をしっかりと見て、元気をもらい、また自分の演奏のエネルギーに変えて、音楽にのせてお届けできたような、本当に一体感のあるステージとなりました。
ご来場いただいた皆さま、本当に、ありがとうございました!
その後は…宝塚で「なん・どいや」の練習
終演後、ただちに片付けて移動し、宝塚のレインボースタジオで10月22日の演奏会に向けて練習をしました。
次のステージに向けて、息つく間もなく、また走り出します!
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