音響を使う=音作りが楽チン ではありません。

13日の野外音楽堂に向けて取り組んでいるクレモナですが、当日はPAも使う予定にしています。基本的に自主公演ではマイクを使用することが多いです。

 音響が入るのなら、「音作りは楽チン」と思ってしまいそうですが、生音に拘ってさらにPAを入れるクレモナの現場力はそんなものではありません。

マイクのチューニングをします。

 マイクを使う場合、入念にチューニングをするのですが、それは音響屋さんのお仕事で、私たち演奏家は中音をしっかりと作り上げるようにしております。中音をしっかりと作るという作業はどの会場でも同じことなんですが、聞こえ方がいつもと違うだとか、些細な問題で演奏しにくいという状況が発生します。

中音をどう聴く?

 例えば、ファゴットからフルートが聞こえない(或いは聞こえにくい)と行った感じで、メンバーそれぞれが違和感に感じてしまうことが多々あります。そしていつもと違うので、知らず知らずに強く音を出してしまう時があります。もちろん、演奏している本人であっても気が付かないごく僅かな変化ですが・・・。そうなると、バランスは総崩れになってしまい、結果は感心できないものになります。

 こう言った現象はプロのオーケストラでもたくさんあって、自分たちの音が普段より聞こえにくくなると、たったとそれだけでバランスの悪い演奏になってしまいます。

立ち位置と角度で大きく変わります!

 クレモナでは、この手のミスをなるべくしないように心掛けています。具体的にリハーサルでは、舞台のどこに立つのかを中心に、演奏する場所と角度をある程度決める作業をします。いつもと同じように聞こえる、つまりいつもと同じように見える事を大前提に取り組むようにいたします。

 演奏するステージと演奏者との相性については、その演奏者の実力だけが評価軸になりがちですが、クレモナでは少し違っていて、適切な立ち位置や音のバランスが徹底的に大事だと考えております。

 一方、一流と呼ばれている演奏者であっても、ひとつひとつは高いレベルなのに、残念な演奏というのが実際に多くの現場で起きています。組み合わせを間違える事による”ミスマッチ”があります。

 それだけ”テロワール”というのは繊細で、微妙なバランスで表出されるのだと考えております。

こだわって「テロワール」を表現します。

 という訳で、次の野外音楽堂のステージはギリギリのバランスで”テロワール”を表現したいと考えております。普通のクラシック音楽のコンサートではあり得ません。

 お盆のど真ん中、灼熱の夕刻、西陽がガンガンと差し込むステージの上で、デリケートな演奏を試みている若手演奏家を見ることも面白いはずですし、ロックの野外フェスなどとは違った、緊張感を皆さまにご提供できればと考えております。

 ぜひ、チケットはまだまだあります。どうか、よろしくお願いいたします。

コンサートの詳細はこちらから。

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