アンサンブルの作り方

昨日はトリオでの練習でした。とっても細かな作業になりましたが、有意義な練習でした。

 アンサンブルの場合、誰かの演奏を指標に演奏をすると言うことがままあります。言い換えると、誰かの演奏を目印にして、その音を聞きながら演奏すると言うことです。これはやってはいけないことですが、演奏者本人も知らず知らずにそうなることってあるみたいなんです。

 私に言わせると、「自分で練習している時ってどうなっているのだろうか?」と言う疑問にぶち当たるのですが、ここでは差し控えておきます。

 誰かを目印に演奏すると、当然遅れてしまいます。もしくは入れなくなります。また、本番の会場などによりますが、普段と違う聞こえ方がするだけで、演奏しにくくもなります。正しいテンポで、正しい音量で演奏すれば良いだけの事なのですが、これがやってみると意外にも難しいみたいです。(なんとなく理解できます)

 そこで、活躍するのがメトロノームなのですが、これも音が鳴るので聞いてしまいます。メトロノームは見て合わすものだという意識が消失してしまっている現象です。本当は、毎日の自分だけの練習でしっかりとテンポをキープできるようにしてほしいところですが、一人で解決することが難しいみたいです。

 なので、こうやって集まって練習して、細かな部分をチェックして注意をします。嫁イビリをしている姑みたいに、箸の上げ下げから注意するということです。自分で言うのもなんですが、嫌な人間のように思う時があります。本当は、もっとニコニコして「いいよいいよ!」って、褒めたたえるだけなら、どれだけ楽なのかも知れませんが、誰かが嫌な役をしなければいけません。それが、監督の仕事になります。

 と言うわけで、昨日はめちゃ細かな部分を徹底的に注意する練習となりました。そうして音楽の調和を取るように作り上げていきます。

 欲を言うと、楽譜を配って次の練習までにここまで仕上げてきてくれると、もっとたくさんのクリエーションができるのですが、現段階でのクレモナは譜読みの段階からしっかりと監督しなければいけません。

 音楽の調和が取れるようになると、一気に磨き上げる作業をします。この仕事が監督の仕事で最も大切になってくる仕事ですが、それは来週からの練習になる予定です。そして、コンサートで最大限の演奏ができるように仕上げなければいけません。

 今回のコンサートでは、細部まで徹底的に合わせたアンサンブルをお楽しみいただけます。恐らく、ここまでアンサンブルを磨き上げている室内楽はそうそうはありません。それだけ、レベルの高い演奏をお楽しみいただけるということでもあります。ぜひ、楽しみにしていてください。

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