まずは新型コロナによって命を落とされた皆さまのご冥福をお祈りいたします。また、現在この病気と闘っておられる皆さまが一日も早く回復されることをお祈り申し上げます。ほんとうに、頑張ってください。
この度、3/6(金)19時開演第8回定期公演『Astor Piazzolla』を豊中市アクア文化ホール(曽根駅すぐ)にて開催いたします。
この時期に開催を決行することに対してたくさんのご意見を頂戴いたしました。ありがとうございます。ですが、現時点で中止するということは考えておりません。
この事にたくさんの批判が寄せられていますが、それでも開催したいと考えております。
実際のところ、感染率、致死率を見てもインフルエンザのそれとほぼ変わりありません。
そうすればインフルエンザが流行する季節の本番は全て中止にしないといけないのか?今まではそうじゃなかったわけです。
メディアがあまりにも面白おかしく世論を煽っていることにわたしは違和感を覚えています。
はじめはインバウンドのお客さまに対して。そして次は自分たち日本人に対して。
普段はあらわれないひずみが色々なところで顕れ始めています。
(関東大震災のあとの在日の方に対しても、ハンセン病の人々に対しても、わたしたちは歴史のなかで間違った選択をしてきたことを知っています。それなのに、また過ちを繰り返そうとしているのかもしれない。)
そしてその世論にたくさんの会合が(小さな池田市のマルシェや、小さな居酒屋の送別会に至るまで。)煽られているように感じます。その違和感は、小さなひずみになってきている。本当に苦しんでいる人がそこにいるのに。
私の母校でも卒業式は行われますし、府立高校も卒業式は行われるみたいです。国内の主要オーケストラの定期公演は中止に至っておりません。また、春の高校野球も大相撲も開催されるみたいです。厚生労働省は『会場の入り口にアルコール消毒液を設置するなど、可能な範囲での対応を検討いただけますようお願いいたします』と言われています。
何かあったらどうするんだ。と仰られる気持ちはよくわかります。でもわたしたちの小さな演奏会さえも危険なら、もはや日本のどこにいても危険な状況です。
私たちはあくまでも冷静に、この事態を俯瞰しているつもりです。
上記を勘案して今回はぜひ開催したいと考えております。
身勝手な決断だと言われても仕方がありませんが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
わたしたちは常に考えて、このクレモナを動かしています。この世界の東の果てで開催される、ひよっ子の女子4人組による、ちっぽけな演奏会が、この芸術という、社会のなかでしか存在し得ないちっぽけな学問であり興業の、次の小さな一歩になれるよう、精一杯準備して、精一杯演奏させていただきます。
ぜひ、お越し下さい。
なお、チケットはhttps://cremona-luke.com/?page_id=986こちらから予約できます。
(2020/02/21 ぴかりん)
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